以前、研修で小児癌専門の病院で勤務している医師が話したことです。
大抵の親は、小児癌の子供の受診の時に「変われるものなら、私が変わってあげたい!」「代わりに私の命をこの子にあげたい!」等、Drに訴えるそうです。
ただ、中には「病気なのがお母さんじゃなくて、僕でよかった!」等という子供もいるそうです。
その医師は「幸せとは?」ということを考えた時に、人とのつながりであり、お互い命を投げてでも愛する存在がいることは、どんなに命が短くなろうが幸せなのではないか?という話をしていました。
子供のこの純粋無垢な愛情は、おそらく本能に起因する自然的な感情だと思います。そう考えると、愛情は本能の1つと考えたりします。ただ、子供という[自然」の存在から、大人という「人工」の存在に変わる中で、ほとんどの人が忘れてしまうものなのかもしれないです。。
大人は子供と違い、喜怒哀楽のような自然的感情をコントロールできなければいけないません。ただそれは、感情を麻痺させて忘れる事ではないと思います。
時には子供の純粋無垢の愛情のような、善い自然的感情を思い出すことや感じる事など人生大事なのかなぁ~等と思う今日この頃です(;^_^A