「パトス」って言葉を聞いたことがある人もいると思います。エヴァンゲリオンのオープニングテーマでも・・・
「ほとばしる熱いパトスで、思い出を裏切るなら・・・」
とあります。「パトス」とは、日本語に訳すと「情念」や「快楽や苦痛を伴う一時的な感情」等の様になります。ちなみに、私が大学生の頃は、教授より「湧き上がるもの」と習いました。もちろん心情的にと言う意味も含めてです。
もともとは、アリストテレスさんと言う哲学者がおっしゃり始めた言葉です。簡単に言うと「欲情」や「怒り」、「恐怖」や「喜び」、「憎しみ」や「悲しみ」等のことです。実際は複雑ですが(困ったことに、哲学者は複雑にすることが好きなので(^_^;))まあ、細かいことは置いときます。
ただ、パトスは人間の「欲求に基づく自然的な本能と人工的な本能が交じり合ったもの」なのかもしれないなぁ~なんて最近思います。
感情は生まれながらに本能的に持っているものですが、成長するにつれて、「欲情」や「怒り」、「恐怖」や「喜び」は十人十色になってきます。そして、欲求を満たすか満たさないかで「喜び」だったり「憎しみ」だったりに変わります。
言い換えれば、自然的にパトスは人間持っていますが、その原因や内容は、人それぞれの人工的な人生により、変わってきます。
湧き上がってくる何かしらの心情は止められませんが、その心情は、ある意味「人それぞれの解釈」として、コントロールできる人もいればできない人もいるという事かもしれませんね。ただ、コントロールしづらい物でもありますさね(;一_一)
パトスがなければ、良くも悪くも人間無気力になると思います。でも、たまには無気力になりたいものですよね(^_^;)簡単には無気力にしてくれない「脳」の作用も厄介ですし、無気力になったら元に戻りにくいことも厄介です。
そんなん、「程よく無気力になりたいなぁ~」なんて、超絶どうでもいいような甘ちゃん考慮をしている今日この頃でした(;一_一)
PS:ちなみに、エヴァンゲリオンのオープニングテーマを英語でメタル調にした曲の歌詞では、「パトス」を「Hot Passion(熱い情熱)」と訳してました・・・
なんか違う(# ゚Д゚)と思うような今日この頃でもありますさね(^_^;)