哲学ブログ

逃げるが勝ち?恥?~兵法~

「逃げた者は、もう一度戦える。」・・・デモステネス

「苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。」・・・ウィリアム・ジェームズ

「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、・・・」・・・碇シンジ

 「逃げる」という事に関して、考えていくと色々と考えさせられます。ただ、「時には逃げていい場合」と「時には逃げない方が良い場合」、「逃げちゃいけない場合」があると思います。「逃げる」≒「恥」or「駄目」なんて思っている人もいたりしますが、必要時は逃げることも大事だと思います。

 私は「逃げも兵法」とよく言います。歴史上、戦争で劣勢になるもしくは負けが確定している場合、殆どの有名人は逃げています。三国志の有名人物であるそれぞれ国を治めた「劉備(蜀)・曹操(魏)・孫権(誤)」も、何度も戦争に負けそうになり逃げています。第六天魔王の異名を持つ織田信長も、逃げています。まあ・・・言い方を変えると「退却」ですが、意味は同じです。

 人生において逃げることはある意味、必須条件になる場合が必ずあるんじゃないかな?・・・なんて思います。RPGゲームで、勝てない敵がでたら殆どの人が「逃げる」のコマンドを選択すると思います。じゃなきゃゲームオーバーになりますので(^^;)

 何が言いたいかと言うと「時には逃げることも必要」という事です。これを人生に当てはめていくと、「嫌いな人と向き合う」、「仕事を続ける」、「自分の嫌いなグループにい続ける」なんかの時に、本当に嫌なら逃げた方が良いと思います。ストレスで、自分がおかしくなるくらいなら、「逃げて環境を変える」、「逃げて自分の心を落ち着かせる」、「逃げて1からやり直す」方が断然人生を楽しく生きれると思います。

 逃げることは悪ではなく、ただの選択です。自分の人生を生きるにあたり、よりよく生きる兵法の1つに「逃げる」という選択肢を入れておいた方が、私個人は良いと思います。

 ただし、「逃げない方が良い場合」、「逃げちゃいけない場合もある」と思います。

 「逃げない方が良い場合」は、「逃げた時に後悔する確率が高い場合」です。例えば、「好きな異性に告白したいけど出来ない」、「やりたいことがあるけど、よく解らないからしない」、「周りの目が気になってできない」等の場合だと、私は思います。「1歩踏み出す勇気がない」に近いです。

 「逃げちゃいけない場合」は、「どのみち逃げられない事を後回しにする場合」です。仕事の納期や友人などとの約束等が当てはまります。「やる気がでなくて逃げる(先送りにする)」みたいな感じですが、ある意味「逃げられない場合」に近いですね。

 「逃げも兵法」です!必要な場合は「逃げるが勝ち」になる場合もあります。でも、「逃げ癖」がついてもよくないですよね(-_-;)なんてなんて、私は「one-piece」のウソップばりにすぐ逃げるので、「逃げの肯定」を考えている今日この頃でした(/・ω・)/ 

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yu-sinkai

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