哲学ツイート

存在・事象は空無・無常?

「いつかは君も僕もお互いに過去の存在に、なっていくのだろう」

 なんて歌詞があります。「存在は必ず過去になる」という事は、真理の一つです。出会いがあれば別れもある。別れた存在は過去の存在になっていくことがほとんどです。まあ、ふとしたことから、現在の存在に戻ることもしばしばあるとは思いますが・・・

 過去の存在になるのはお互いさまで、自分が死んだときには、相手にとってのみ過去の存在になります。もし、過去の存在を忘れてしまえば、ある意味それはその人にとって「無かったこと・存在しなかったこと」という認識になるかもしれません。

 そして、前のブログで書きましたが、人間(ホモサピエンス)は「虚構(フィクション)を共有する」という人間的本能をもってます。出会いに限らず、すべてのことは過去になります。そしてそこに虚構を信じるという本能をもっています。

 そう考えると、現状は過去となり、忘れればその人にとってその事象は無となる。そして、人間における人生の思想は虚構(フィクション)を共有して生きていたと仮定すると、もしかしたら人生の本質は「色即是空」や「諸行無常」という境地に行きつくのかもしれませんね。

 「色即是空」とは。物質は空であり、空はすなわち物質である。感覚・意志・知識等の「五蘊」も「空」の様に実体がないという事であり、簡単に言うと、存在する事象や現象は空無であるという事です。

 ちなみに「諸行無常」は現実的に存在しているものは常に変化しているため、同一性を保持できないという事です。簡単に言うと「それぞれ、行う事は常に変化する無常なこと」です。

 ただ、だからと言って、現在の現象や事象、出会い等が意味がないというわけではないと思います。どういうことが真理であろうと本質であろうと、人生は自分が感じることや、考慮することで、自分なりの意味を見出すことが必要だとも思っています。

 まあ、人生の真理の1つは「色即是空」や「諸行無常」とあるかもしれません。ただ、自分にとって過去の存在だろうと、自分の経験や出会いは「無」ではなく、大事な「事象」であるとも思います(^_^;)

 なんてなんて、「超絶至極・全然無益」なことを考えながら、それもそれで面白いかなぁ~等と下らない事を考えている今日この頃ですさね ( 一一)

真理の一つ

 

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yu-sinkai

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