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言い訳はしたら駄目?

 「言い訳を言うな!」

 多分、私のY世代の人間は、ほぼ100%言われたことがあると思います。「親」、「教師」、「先輩」、「上司」・・・ETC。ただこの言葉に疑問を持っています。「言うな!」と「言う」なら、「問わなければいいのに・・・」なんてなんて(^_^;)

 私が小学生の頃ですが、学校に遅刻した際に先生に「なんで遅刻した?」と聞かれたので「寝坊しました!」と言ったら、「言い訳をするな!」と怒られました。その時に、「?」が私の頭をよぎりました。「なんで?」と問われたから「寝坊」と返答したのに怒られた・・・

 でも、黙っていたら、それもそれで、「黙っていても何もわからん!」と怒られたはず・・・まあ理不尽ですさね(;一_一)

 「言い訳」はもちろん良い意味ではなく、「責任逃れ」みたいな悪い意味に捉えられます。ただ私には、「言い訳」が「悪いこと」だけであるという解釈に解せない感覚があります。

 大人になると、良くも悪くも相手の欲する答えが分かる時もあります。上記で述べた、先生が「なぜ遅刻した?」を怒らせないように回答するなら、同じ「寝坊」という理由でも、「勉強をしていたせいで、夜更して」、「友人の事で悩んで眠れなくて」等の先生の欲する理由を付ければ「言い訳」ではなく「理由」となって、むしろ褒められたかもしれません。

 相手にとって「納得する理由」を与えれば、世論では「言い訳」ではなく「立派な理由になる。」ということです。・・・やはり解せない。正直に言うと損をするのかもしれません。

 「正直者は馬鹿を見る」という言葉がありますが、「言い訳」という言葉は、「大人」が都合のいいように「子供」を、「先生」が都合のいいように「生徒」を、「先輩」が都合のいいように「後輩」を、「上司」が都合のいいように「部下」を怒りやすくするような(しかもそこに理論性はなく)、所謂、「立場が上のもの」が自分たちに都合がよく「怒りやすい」為にできた「仕組み」に基づく言葉であると同時に、「立場が下のもの」が正直に言うと馬鹿を見る「仕組み」でもあると思ったりしています。

 本来は、立場が上のものは、立場が下なものより理解力が必要です!

 「言い訳をするな!」と怒るよりも、「それは訳にならない、何故なら~だから!」という叱り方をするべきだとおもいます。「怒る」ことより「叱る」。それが「立場が上」のとる行動であると認識しています。「怒る」は感情ですが、「叱る」は理論です。

 相手が「訳」を言った時に、その言葉を吟味し、相手が納得するように返答ができる「大人・先輩・上司等」に成れるように、私自身も努めないとなぁ~なんてなんて、チョイそんなことを考えている今日この頃ですが(・_・;)

言い訳
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