昔から初夢に見ると縁起が良いと言われているのは、ご存じの方も多いとは思いますが、
「富士・鷹・茄子」です。
もう、最近では知らない人が多い事かもしれないですね(-_-;)
これらがなぜ縁起がいいかというと、「富士山は日本一高い」「鷹は高く飛ぶ」「初茄子は高い(値段)」という事や、「富士=無事(語呂合わせ)」「鷹は賢く獲物を捕らえる」「茄子=物事を成す(語呂合わせ)」という考えで、初夢には縁起がいいと言われています。
そこで「一富士二鷹三茄子(いちふじにたかさんなす)」という諺ができます。これは江戸初期に始まった言葉らしく、この3つは徳川家康が好んでいた物と言われています。
1606年に徳川家康が駿河(静岡)へ隠居するときに、妾(愛人)が「どうしてこんな田舎に行かないといけないの(# ゚Д゚)」と怒ったときに、家康は「あそこ(駿河:静岡)には、第1に一番高い【富士】がある。第2に鷹狩に使える良い【鷹】がいる。第3に好物の【茄子】が早い時期に食べられる。」なんて言って説得したそうです。
天下人の徳川家康なら、そんな説得しなくても強制的に連れていけれそうですが・・・まあ、お優しい殿というわけですね(^_^;)しかも、
「一富士二鷹三茄子」に続きがあって「四扇五煙草六座頭(しおうぎごたばころくざとう)」という言葉があります。
「四・扇」=「末広がり」、「五・煙草(たばこ)」=「(煙が)上に上る」、「六・座頭」=「ハゲ(毛が無い)=怪我がない」と続いているそうです。現代で「煙草は縁起がいい」というと、めちゃくちゃ批判くらいそうですね(・_・;)
どうでもいいことですが、徳川家康の好物は「天ぷら」だったと言われているそうです。何のてんぷらが好物だったのかは知りませんが(~_~;)
ちなみに初夢は1月1日~1月2日にかけてみる夢だそうです。ですので、12月31日~1月1日の就寝に夢が見られなくても、1月1日~1月2日に夢を見ても立派な初夢です!!
少し早いですが、皆さんがよい初夢をみられるように、細やかに祈っています(*^_^*)