「体毛は何のためにあるのか?」
という問いに対して、体毛で全体が覆われている動物は、熱の保存と熱を逃がす両方の役割を果たしているそうです。
それに加え、外界からの刺激を守る役割をしています。人間も頭や脇、陰部などの太めの体毛があるのは、その部分を防御しているというわけです。まあ、何となくはわかりますね。
また、体毛の毛根には、神経線維が多く、感覚器官としての機能もあるそうです。皮膚に触れる前に体毛に触れるだけで触られる感覚があるのはそのためらしく、外敵から瞬時に対応できる役割もあるらしいです。
であれば、ハゲって進化の視点からしたら駄目なんじゃない?と思ってしまいます。
ただし、誤解しないでいただきたいのはハゲを差別しているというわけではないです。私自身も薄毛に悩んでいる人間の一人ですし、父も祖父(父型母型両方)ハゲています。祖父は両方なくなりましたが。
男性ホルモン的な事が原因の脱毛症、いわゆる近年では「AGA(Androgenetic Alopecia)」と言われ、訳すと「男性型脱毛症」というのがあります。ざっくり簡単に言い換えれば「遺伝子的ハゲ」です。
「嫌ですね~・・・」「怖いですね~・・・」そのAGAが迫ってくる恐怖は、私は身を持って実感しております。
ちなみに、そのAGAの仕組みは、男性ホルモンであるテストロテンが5αリダクターゼという酵素と結合して、ジヒドロテストステロンというホルモンになります。そのジヒドロテストステロンが脱毛作用を引き起こします。
そこで、この5αリダクターゼという酵素と結合を防ぐ作用を発揮し、脱毛症を防ぐ効果のある薬の一つに「フィナステリド」という薬があります・・・
なんて、そんな紹介はどうでもいいですね(-_-;)
ただ、私は体毛は大事な役割があり、防御作用があることは小さい頃に知りました。でも、それが本当であれば、「何で父はハゲているの?」という疑問も同時に起こりました。
頭部は大事です。昔から日本の戦でも、一般兵の身分が低い人でも頭と胴体は守るような鎧はつけていました。
もし、頭部を守るために髪の毛が必要であれば、進化の視点から見たらハゲよりもフサフサの人間が男性も多いはずです。
「頭を守るための毛がなくなったら、駄目ちゃうん?」という事です。
しかも、男は獲物をしとめる、戦にでる等、肉弾戦的な戦いにでるというのは、狩猟採集時代からあるわけで、それこそ「女性よりフサフサになる進化しないといけないんちゃうか?」という疑問もでてきます。
ハゲる男性の割合が男性人口の1%とかだったら分かります。しかし、50%はハゲます(根拠はなく適当な数字です)。
「体毛は大事なところを守るという」進化の過程から見ると、ハゲは退化しているという事だと思うのですが、数が多い!!!
「大事な頭部を守る気ゼロですから💦・・・残念!」
なんか、ギター侍的な何かに切られそうですね(^_^;)古くてサーセンm(_ _)m
多分髪の毛は、守るとかじゃなくて、異性に対する何かしらのアピールのためなのかなぁ・・・なんて、薄毛に悩む私は負け惜しみ的な進化論を考えています。
なんてなんて・・・「ベルサイユの薔薇」にでてくる最初のヒーローである「ルイ16世」の趣味である「錠前づくり」くらい無意味なことを考えていたと同時に、「進化って解釈が難しいなぁ~」なんて思う今日この頃です(;一_一)