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「苦」や「欲求」、「本能」等は千差万別?

 最近、人間の「苦」や「欲求」、「本能」等の根本について考えることがあります。

 例えば、「苦」とは何か?と考えた時に、仏陀は「生老病死」、「愛別離苦」、「五蘊盛苦」、「求不得苦」、「怨憎会苦」という「四苦八苦」を教えました。

 ただ、これは事象であり、その根本の「苦」の種類は何なんだろう?と思ったりします。

 例えば、「愛別離苦」は「愛するものと別れる苦しみ」です。しかし、人によっては「後悔」や「惨め」、「純粋な悲しみ」等、「苦」のカテゴリーが違います。

 「老いる苦しみ」も、人によっては「老い」たことで身体能力が衰え無力感による「苦」を感じる人もいれば、認知症になって「物取られ妄想」の様に人を疑うようになることで、疑心暗鬼的な「苦」を感じる人もいます。

 また、生物の3大欲求は「食欲」、「性欲」、「睡眠欲」と言われますが、人間は「食欲」の中でも、好き嫌いがあったり、人工的な欲求(人間であるが故の欲求)が人それぞれあるため、同じ本能や欲求でも、人それぞれ違います。

 性欲や睡眠欲も、その満たし方や内容は千差万別なところがあります。

 そんな風に考えていくと、すこぶる考慮迷子になりますが、なんか最近考えてしまいます。

 そして、人間の「苦」や「本能」、「欲求」は様々なカテゴリーに分けることができて、分けることができたら、自分の感情や欲求をある程度コントロールしやすくできるんじゃないかなぁ~なんて、思ったりします。

 例えば、「食欲」はざっくり簡単に説明すると「お腹すいた!」という事です。しかし、その欲求を人工的に満たすのであれば「今の自分が食べたい物を分かる」という事です。そうすれば、自分の「食欲」を満たしやすくできます。

 「苦」についても、「今自分が苦しいのは、後悔による苦だ」と分かれば、次は後悔しないよう対処しよう等と思えたりするんじゃないかなぁ~等と考えたりしています。

 生物学的な事や人間的な根本における「苦」や「欲求」、「本能」なんかも、同じようで千差万別なのかもしれませんね。だからこそ、人間は面白い生き物かもしれないです(^_^;)

 なんてなんて、「すこぶる考慮迷子になってまで考える事?」と言われると・・・「そうっすね(-_-;)」なんて思ったりしますが、自分の哲学課題の1つに入れていこうと思う、今日この頃ですさね(;一_一)

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