「Now everybody do the propaganda and sing along to the age of paranoia!」
有名なパンクバンド「Green Day」の「American Idiot」の歌詞です。訳すと、「今は誰でも政治宣伝(プロパガンダ)をしやがって、そして妄想の時代を謳歌している!」みたいな意味です。
プロパガンダとは、特定の思想・世論・行動を誘導するような政策的な宣伝を意味します。主に政治的な思想を含む哲学用語です。
ロシアとウクライナの戦争でも、プロパガンダと言う言葉がニュースに出ました。ロシアはロシア国民に「正義のための戦争」と言う思想を植え付けようとしていて、ロシア軍がウクライナの民間人にパンの配給をしたりしている映像を流しました。
このような、政治宣伝により国民を洗脳しようとするようなことを「プロパガンダ」と言います。
ただ、この現象は政治的なことに限らず、身近なところでもよく見受けられます。「職場や学校、友人間」等でも同じ原理が生じます。
「職場の理念や取り組み」をそれが一番正しいこと思わせるような教育や、「学校の先生の言うことが正しい」と思わせるような教育、友人関係のグループでも、「1人のリーダー的人の発言が正しい」と思わせるような取り組みは、普通にあり、珍しくないことです。
細かく言うと、政治的宣伝ではないのでプロパガンダではないですが、原理は一緒です。
「独裁主義」と「民主主義」ではどちらが善いか?「トップダウン」と「ボトムアップ」では企業はどちらが善いか?となると、もし独裁者や企業のトップが超絶優秀で優しい人であるなら、独裁的な方がいいのかもしれません。
「民主主義」の国や「ボトムアップ」の企業がよくなる条件は、民主主義なら過半数が愚かでない事。ボトムアップの企業では、従業員の大半は優秀である事が成功の条件になります。それは結構難しい事なんじゃないかなぁ~なんて最近も思います。
国や企業のプロパガンダにより洗脳された人は結構多いいので、中々厄介なものになり、しかも、その現象は容易に起こりえます。
だからこそ、一概に民主主義やボトムアップがいいとは限らない気がします。
また・・・ある意味、プロパガンダを信じることは思考停止している状態なのかもしれませんね。コロナ渦のこの2~3年間で、さらにそう思いましたさね(;一_一)
私個人は、「国が言うから」、「企業が言うから」、「友人が言うから」等との「プロパガンダ」で「考慮停止」になる人生はつまらないんじゃないかなぁ~なんて、思ったりしている今日この頃ですさね(^_^;)。