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人間の本能のカテゴリー

「基本的な本能は人間も動物もたいへんよく似ています。最大の違いは、人間が強い想像力を持っていて、言葉の助けを借りて思考するという事です」・・・アルベルト・アインシュタイン

 最近は、「本能」について考えることがあります。その中でも、人間は「生物的な本能」と「人間としての本能」、「人工的な本能」の3つのカテゴリーに分けられるんじゃないかなぁ~なんて思います。

 「生物的な本能」は、「食欲・性欲・睡眠欲」等です。以前も記載しましたが「恋愛」も原始的な脳の部分を使っているので、本能的なところではありますが、それは「人間的な本能」だと考えています。

 「人間的本能」は人間が進化の過程で、人間のみについた本能です。人類の祖先は700万年前に誕生としたと言われ、私たちの直属の祖先である「ホモサピエンス」は20万年前に誕生したと言われています。

 その中で培った本能を「人間的本能」と考えています。分かりやすいのが「認知革命」です。虚構を共有する本能は生物の中でも人間だけです。宗教・お金等です。そして「恋愛」も同じく人間的本能だと思います。

 何故なら、恋愛をするのは本能的脳の部分を使っていても、恋愛の仕方は千差万別だからです。例えば孔雀は羽を広げることで求愛するのはどの孔雀も同じです。人間以外の動物の求愛の仕方、言い換えれば恋愛の仕方は同一ですが、人間の恋愛の仕方は違います。

 認知革命も、虚構を共有するという意味では同じですが、信じる宗教は違ったりします。まあ、そういうものを「人間的本能」と思います。

 「人工的本能」は教養的なところや科学的な事に基づくような本能です。食欲を例にすると、「空腹」は生物的本能で、「味覚を楽しむ」は人間的本能、「糖質を抑える食事」は人工的本能というような感じです。

 ・・・分かりづらいですね(;一_一)まあ、ざっくり、「教養に基づく考え方」や「科学によって当たり前になっている」ようなことです。「スマホ依存症」なんかも人工的本能と考えたりしています。

 最近、自分の哲学の核はある意味「本能」と「苦」の追求と考えたりしています。それらを「生物としての人間の進化過程」と「人類の創った歴史」から、もしかしたら紐解きが出来るかも・・・なんてあんちゃんなことを考えている今日この頃ですさね(;一_一)

ニホンザルの親子

 

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yu-sinkai

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