時計が右回りなのは、生まれた時からそうだったので特に疑問に思ったことはなかったのですが、ふと「何で右回り?」と思いました。
自然の摂理的な物・・・例えば太陽は「何故東から登り西に沈むのか?」と疑問に思っても、回答は「そうなっているから!」みたいな事しか言えません(-_-;)。でも時計は人が作ったもので、そうであれば右回りにも何かしらの理由があるはず!と思いました。
調べてみたら、「な~る(^^)💡」と思ったので記載します。
人類最古の時計は「日時計」という時計であり、紀元前4000年~3000年の古代エジプトやバビロニアで始まったと言われています。
日時計とは、木や石の棒を立てて、太陽の光から作り出される影の位置によって時間を測るという物です。紀元前700年前頃のエジプトの天文学者が残した記述にもこの日時計の記述があるそうです。古代においてエジプトは当時、超先進国だったんですね。
まあ、天気が雨や曇りの日は使えなかったり、緯度で値が変わったりする面はありますが、時間という概念を可視化したところもすごいと思います!
そして、この日時計はエジプトからヨーロッパに伝わりました。「なるほど、木や石の棒を立てて影をみれば時間が図れるのか!!」と当時のヨーロッパの人はメチャクチャ驚いたんだと思います・・・多分・・・(^_^;)
そして、ヨーロッパは北半球にあります。北半球では、太陽は東から南を通って西にへ進みます。そうなると、影は逆になりますので、西から北を通って西に動きますので、必ず右回りになります。そして、文明国はほとんど北半球にあったため、これが時計の基本的な回り方になったそうです。
南半球であれば、太陽は東から北を通って西に動くので、日時計では左回りになります。南半球にある南アフリカ共和国のケープタウンという都市には、左回りの時計があるそうです。
もし北半球が基準になっていれば、時計は左回りになっていた可能性が高いですね(>_<)。
「私は基本デジタル時計しか見ないので、関係ありません(# ゚Д゚)。」
という方には申し訳ないですm(_ _)m
ちなみに、北半球では北風は冷たいですが、南半球では北風はあったかいです。朝顔のツルの巻き方も北半球と南半球では正反対になるそうです。季節も逆になります。台風なんかの渦の巻き方も逆になります。夜に見える星もちがうので、北半球では「北斗七星」がみれますが南半球では見れません。でも南半球なら「南十字星(サザンクロス)」がみられます。
なんてなんて・・・「北半球と南半球の違い」になってしまいました(=_=)。