高齢化社会になると、社会保障の問題や高齢者になっても働かざる負えない状況になる等、一般的になんか高齢化って人間社会のマイナス因子にとらえられる傾向になる気がします。しかし、私自身は高齢化社会には、プラス因子になる可能性が結構あるんじゃないかなっ?と思います。
私個人、高齢化社会の恩恵の1つは、高齢者の定義が昔と変わり、人生の変化を愉しみやすいという点だと考えています。
以前も記載しましたが、昔は「教育→就職→定年退職」というのが一般的で、今でもこの傾向が強いです。しかし、今では「教育→就職→{(教育(就職しながらor退職して)→就職}×X回(個人次第)→退職(定年は個人次第)」みたいな感じになります。就職してからも新たな事を学ぶ必要があるため日々の余暇時間をレクレーション(娯楽)ではなくリ・クリエーション(再創造)に使うことが求められます。
就職しながら、再度自分のスキルアップの為に学んでいく必要があります。それだけ聞くとなんかきつそうで嫌ですよね(;´・ω・)。でも、言い換えれば1つの組織に縛られずに、自分のスキル次第では色々と可能性が広がるということでもあります。私は30歳過ぎで社会福祉士を取りましたが、私の父親世代では、30歳くらいから新しい職種をする人は、あまりいなかったと思います。
昔は人生におけるステージとエイジ(年齢)が大体マッチングしていました。なので、職種を変えるような転職はあまり推奨されませんでした。特に中高年層には・・・しかし、高齢化社会で長く働かないといけなくなると、人生におけるステージとエイジ(年齢)のマッチングが崩れます。
何故なら、高齢化社会の中において、1つのスキルだけで長く働くのは難しいかららしいです。もちろん、1つのスキルで長く働ける場合もあると思います。例えば、医師とかですね・・・でも、時代に合わせてその専門スキル自体も変わってきます。テクノロジーが進化していき、そのテクノロジーを使わないといけなくなるのがその大きな要因の一つです。
しかし、昔と比べて「人生の選択肢は年を取っても増えている」ということにもつながると思います。年齢と共に職業的選択肢はだんだん狭まっていきます。終身雇用神話時代はある意味職業の選択肢が限られていたと言っても過言ではないです.40歳からの転職なんて、私の父親世代はほとんどなかったと思います。
その前提は60歳まで働けばいいという暗黙の了解のもとに成り立つものだと思います。ですが、70歳~80歳まで働くとしたら、40歳の転職も普通に思えます。また、中年でも高年でも、新しいことに取り組むチャンスが増えたと捉えることもできます。
色々なことのチャレンジできる年齢幅が広がる事・・・それこそ高齢化社会の恩恵だと思います。
まあ・・・そんなの面倒くさいと思われる人にとっては、高齢化社会はある意味呪いになるかもしれませんが(・・;)
ですが、人生を楽しむコツの1つは「色々なことを知る」「様々な体験をする」ということだと思います。そのための年齢制限の幅が広がることは、高齢化社会のもたらす恩恵なのかな!なんて思います。私の考えではありますが、「人間はいくつになっても悩む生き物」だと思います。
悩みを解決する1つの方法は、自分に変化をもたらすことだと思います。言い換えれば新しい何かにチャレンジするということです。このチャレンジがあまり年齢に関係なくしやすくなる社会は、わりかし楽しくなるとも思います。もちろん、家庭や職場との関係なんかで簡単にできない状況もありますが( ̄▽ ̄;)
高齢化社会になり、「65歳以上が高齢者」等の定義も変わってきます。その分、齢をとっても様々なことにチャレンジがしやすい社会になれば、人生を面白くする高齢化社会の1つの恩恵なんじゃないかな~なんて思います(/・ω・)/。